No.13-秘密保持契約書のひな形と有利不利

Q.秘密保持契約書はメジャーな契約書であり、ひな形も多く公開されていますが、秘密保持契約書のひな形を使用する場合の注意点を教えて下さい。

A.秘密情報を受領する側が秘密保持契約書のひな形を使用する場合、契約書の条項を緩やかな条項に変更することが望まれます。

秘密保持契約書はその性質として、秘密情報受領者に負担を負わせるタイプの契約書であり、賠償額の予定、秘密情報を取り扱う者の制限、秘密情報の保管方法に関する指定等が記載される等、一方的な契約書といえます。

したがって、少しでも、秘密情報受領者は、自らの負担が少なくなるよう契約交渉する必要があります。